今の環境を変えたかったのがきっかけです。具体的には転職を考えておりまして、転職を有利に進められる資格で、自分が興味を持てる資格を探した結果、行政書士を取得することに決めました。

私は当時の仕事に満足しておりませんでした。仕事の質についてもそうですが、特に、職場のコンプラ意識にずっと疑問を感じておりました。すぐとはいかなくとも、転職ができる準備はしておきたいと思うような環境に囲まれていたという感じです。

３回目の受験です。

1回目の点数は158点、２回目の点数は178点、合格した年の点数は224点でした。

大きな方向性としては変わってないのですが、一つ加えた教材で効果があったと感じるのが「アプリ」教材です。具体的には「秒トレ」アプリと大原さんの「トレ問」を活用しました。

1年目と2年目は主に合格革命「肢別問題集」を中心に、それを基本的には周回する勉強法を採用していました。10周はしたと記憶しています。ただ、紙媒体の教材だと、自分の理解できていない問題、ただ単純に忘れてしまっていただけの問題が管理分析できていない感覚がありました。「秒トレ」や「トレ問」を活用することで自分の理解度をデジタル管理することができ、勉強を効率的に行うことができました。

行政書士の受験生の点数は、170点～180点の間に集中し、ここが団子になっています。あと1点、2点で泣く受験生が非常に多いです。あくまで私の感覚ですが、「秒トレ」の問題は、この170点～180点の受験生があと一歩点数を上げるために必要な知識を高めるための問題が詰まっているように思います。

maki先生の存在も合格のために大きな存在でした。

Twitterをやられる方なら分かるかもしれませんが、maki先生は日々フォロワーの心和らぐツイートをなさっていて、合格後すぐに開業し結果を出されていて、かつ受験生向けに教材開発もなさっています。 この方の作った教材で合格しないわけにはいかないと思いました。

Twitterは初年度からアカウントはもっていましたが、初年度はツイートを見る程度でした。3年目のときは、積極的にリプしたりして絡むことができ、勉強のモチベーションが高まったと思います。受験生仲間もできましたし。

今考えれば、ツイッターでできた仲間のおかげで2度の失敗を乗り越えて3度目に合格できたんだと思います。

ポモドーロ・テクニックを活用しました。ポモドーロ・テクニックとは、集中する時間と休憩する時間を繰り返すことで、仕事のペースを生み出す時間管理術のことです。

私は甘党なので、30分ごとにホワイトラバーズを食べるという自分へのご褒美を設定することで、勉強リズムを作っていました。

正しい勉強法を考えるよりも、正しい継続法を知ることの方が大切だと思います。行政書士の勉強期間は長いので。

テクニックというほどではありませんが、試験中、自分の集中力を妨げるような受験生がいたら、ちゃんと試験官にお願いして注意してもらうことをお勧めします。

私の場合、試験中、しゃべりながら試験をしていた方がいて・・・。ぶつぶつと。

とても気持ちが安定しました。資格や能力の向上によって選択肢が広がるという考え方がありますが、私の場合、むしろ「選択肢が絞れた」という感覚が強いです。

能力を何でもかんでも伸ばすのは不可能だと思うんです。だけど、行政書士を取得して、自分の方向性が定まると、安心してその延長線を歩めます。

漠然と転職したいという気持ちから、この職種、この職務をやりたいに変わります。実際、行政書士保持者の求人も見つかりましたし。

直近ですと、ゆっくりと転職活動しながら社労士を目指しています。

実は昔、社労士試験の勉強をしていた時期がありました。その時は4回受けても駄目だったのですが・・・。 今は「秒トレ」もありますし、行政書士受験時代の仲間で、社労士を一緒に目指せる仲間もいます。ライバルの存在のおかげで、もう一度チャレンジしてみようかと思っています。

行政書士を取った後、私の見える景色は大きく変わりました。人間関係も変わります。秒トレ祝賀会で出会った仲間、先輩行政書士との人脈は人生の宝物になりました。

受験生の方々が想像する以上に見える景色が変わります。勉強大変だと思いますが、是非頑張ってください。

行政書士に興味ある人は、とりあえず過去問と秒トレをやってみて下さい(笑)