今回は秒トレ管理人の「勉強期間3カ月」「独学」の宅建合格体験記を記事にしていこうと思います。
もちろん勉強方法は多種多様。色んな人が色んな勉強方法を紹介しています。
どれが正しいかの答えは存在しません。
ご自身に合うものを選ぶのが一番です。
今回管理人が紹介する勉強法はいつも通り「コスパ重視」です。
秒トレのミッションは「挑戦の民主化」ですからね。
お金に依存せずに導入できなければ意味がありません。
こんなカッコいい資格が1万円以下で取れれば、それに越したことはないですよね?
今回の体験記は「宅建合格したいけど、あまり予算をかけたくない!」という受験生の参考になれば幸いです。
教材
まずは合格までに使用した教材とコストを共有します。
基本的に使用した教材はTACさんの「みんほしテキスト」「みんほし問題集」「みんほし12年過去問」、この3つです。
いずれも1冊約3,000円ですので、すべて揃えても1万円未満の予算で学習が完結します。
勘や運の良い方であれば、「みんほしテキスト」と「みんほし問題集」の2つで合格できるかもしれません。
ただ、問題集に掲載されていない論点を拾い上げたり、実際に時間を測って過去問を解き、その年に受験したら合格できていたのかどうかを知るために「過去問」は必要だと思います。
ちなみに、模試や予想問題テキスト、動画等は使用しておりません。
理由としては、後述する「オリジナル問題集」を完璧に頭に叩き込む方が優先順位が高いと判断したためです。
(あと、予算1万円を超えたくない)
秒トレ「宅建」を開発するときにも改めて過去問を分析したのですが、一部「権利関係」科目を除けば、過去問の論点が形を変えて繰り返し問われている事を痛感します。
過去問の論点を完璧に埋めて、上記の3冊を完璧に仕上げるのに時間資源を投入しよう。
そのように判断しました。
学習サイクル
勉強の順番は所説あり、人それぞれだと思いますが、あくまで私の順番は下記の通りです。
宅建業法 → 法令 → 税法 → 民法
おそらく、宅建業法から始めるのが最もオーソドックスかと思います。
問題数は20問と各科目の中で最も多く、得点源とすることが期待される科目です。
ただ、結局はすべての科目を勉強することになるわけですから、どれから始めても正直そこまで影響はないと思います。
ご自身が一番しっくりくる、興味がある、とっつきやすい科目から始めれば良いと思います。
勉強のプロセスは基本的には下記の通りです。
①テキストを読み込む
②問題集を解く
①②のサイクルを単元別に繰り返します。
ただし問題集は、1ページごとの問題を解くのではなく、問題中の肢別に一つずつ〇か×かを判定していきます。
×の場合はその理由も言えることが正解判定の条件です。
こんな感じで、1週目で正解したら「/」(斜線)を問題文の頭に加えて、2回目も正解したら「×」印にして、3回目は蛍光ペンで〇をつける。4回目は文中に「/」(斜線)を入れて、5回正解したら文中に「×」印をつける。
全ての問題を5回正解するまで、テキストと問題集の往復は20週を超えていました。
と同時に過去問でも問題集でカバーしきれていない論点・知識のあぶり出しを行いました。
具体的には、9月に入った時点で12年分の過去問を1週間に3年分ずつ解いていきました。
点数は一喜一憂せず、どちらかというと試験時間に慣れることと、問題集では問われなかった論点を抽出し、補完するのが目的です。
A4ノートに間違えた問題を書き出し、どの論点を把握していなかったから間違えたのかを明らかにしました。
次に、明らかにした論点をワイドタイプの単語帳に書き出し、オリジナル問題集を作成しました。
宅建に限った話ではないですが、過去問や模試で間違った問題をワイドタイプの単語帳に抽出し、自分が苦手な問題やテキスト未掲載の過去問の論点、問題集で問われていない重要事項をまとめるのは私の昔からの習慣です。
ちなみに、今回の受験経験を活かし、重要論点をまとめたアプリが「宅建 秒トレ」です。
秒トレ「宅建」を活用できれば、単語帳やオリジナル問題集を作成する時間すら削減することができるので、テキストの赤字や過去問の重要論点をスキマ時間に効率的に学べるので、これから勉強を始める方にはおススメです。
1科目160円から販売しておりますので、ご自身の進捗状況に合わせて導入可能です。
全科目購入してもテキスト等と合計して予算1万円で抑えることができます。
さて、過去問を時間通り解いた時、その年の合格点を超えていれば一安心。
超えていないと少し焦った方が良いです。
というのも、高回転させてきた問題集は過去問から抜粋されたものなので、過去問の点数は本試験よりも高く出るはずだからです。
ですので、自分が受験生のときは、統計問題をあえてゼロ点計算してハンデをつけて採点していました。
統計対策
最後に「統計問題」についての私の対応を共有いたします。
ずばり、「統計問題」については試験日前日までまったく準備はしませんでした。
「3カ月」の勉強期間の中では、すべてをこなすことはできません。
限られた勉強期間の中で大事なのは、「何を選ぶか」よりも「何を捨てるか」です。
私は「統計問題」の勉強時間を捨て、その他の科目に可処分時間を充てました。
ただし、「試験日前日」まで何も準備しなかったと言いましたが、「試験日当日」は少しだけ対策しました。
内容は、YOUTUBEで「宅建 統計」で検索して、上の方に出てきた動画を視聴しました。
皆さんも検索すると出てくるはずです。10分くらいで統計情報をまとめてくれた動画が。
これを試験会場に向かっている電車の中で聴くだけでも少しは対策になります。
私の場合、この動画対策のおかげで、運よく統計問題に対応できました。
動画の作成者さまに感謝です。
むすび
最後に、皆様がこれを読んでいて、もし今、宅建試験の受験を迷われているなら、背中を押して結びたいと思います。
宅建は合格率15~18%の難関資格です。しかも毎年難易度は高まっています。
その分、この資格の評価は非常に高いものになっています。
確かに、苦しい時間や過酷な試練が待っています。
しかし、多くの人たちはこの試練に挑戦できません。
だからこそ挑戦する価値があります。
周りのライバルに差をつけることもできます。
上司や会社にアピールすることもできるでしょう。
副業につなげる人もいれば、行政書士へのステップアップに繫げる人もいるかもしれません。
何事も一歩一歩、地道に努力を積み重ねることが大切だと実感しています。
私の経験が皆様の宅建試験への道のりを少しでも軽減する手助けになれば嬉しいです。