社会保険労務士vol.1~ふみさん~
ふみさんのプロフィール
令和4年度に2度目の受験で合格。初年度に涙のマークミス。現在、本業の労務コンサルの傍ら、障害年金メインの社労士事務所を副業で開業。推しは河野玄斗とクレアール。
ふみ(@fumi_sharo)さん / X (twitter.com)
本日はよろしくお願いいたします。まず、社労士試験を受験しようと思ったきっかけを教えて頂けますか?
私は現在、労務コンサルの会社に勤めています。労務コンサルとは、一般に評価制度の構築などを通じて、人事制度設計をサポートし、企業体質の強化をお手伝いすることが仕事です。最近は人手不足などで採用が難しくなったりと、労務コンサルの需要がどんどん増えていっています。
その中で、私が勤めている会社では社労士の社員が一人もおらず、もう一歩踏み込んだ提案ができずにいました。
それならば、自分で取ってしまおうと考えたのがきっかけです。
また、最近はM&Aの仕事も増えてきており、労務デューデリジェンスの重要性も高まっていることも理由の一つです。
現在の職場の中でキャリアアップを図る一つの好事例ですね。
ふみさんは2度目の受験で合格されたと思うのですが、それぞれの年度の勉強時間はどのくらいだったのでしょうか?
1年目は約1,000時間、2年目は約800時間です。
2年目は諸事情により勉強ができない期間があり、1年目より時間は減っていますが、ペースはそれほど変わっていません。
1日の平均的な勉強の流れを教えて頂けますか?
平日の朝は過去問ランドの実践テスト×10科目こなし、講義を1~2本見ます。
平日の夜はひたすら答練や過去問の演習です。
平日の勉強時間は3時間くらいで、調子が良い時は5時間くらいやりました。
休日は推しの河野玄斗氏が10時間勉強ライブをやっているので、それを横目に全科目を1時間ずつ計10時間勉強しました。
この他に、スキマ時間などを使って秒トレを毎日10問×10科目解きました。
全科目に毎日触れることにこだわっていたのですね。
毎日触れていないと忘れてしまうので(笑)
特に2年目は各科目がある程度仕上がっているので、知識を維持しつつ、科目横断的に勉強でしようと考え、そのようにしました。
本試験では一日で全科目やるわけなので、日々の学習の段階で全科目やることで頭が慣れてくれればいいなと思いました。
ちなみに教材はどのスクールをお選びになったのですか?
1年目はフォーサイト、2年目はクレアールを選びました。
クレアールには上級コースがあったこと、教材の価格が比較的リーズナブルであったことから、2年目はクレアールを選び直しました。
質問も無制限にできますし、アウトプット量も多いし、クレアールはおススメです!
選択式対策がないのがネックですが、そこは秒トレで補いました。
ちなみに1年目の敗因は何だったのでしょうか?
マークミスです!自己採点では3点取れていたはずの雇用保険が2点しか取れておらず、不合格となってしまいました。
それは悔しい経験ですね・・・。マークミスがなければ合格だったわけですよね?
はい。ですが悔やんでも仕方ないので、2年目はマークミスが起こりようがないくらい余裕がある状態で試験に望めるよう勉強を頑張ろうと、前向きに気持ちを切り替えました。
2年目で変わったこと、気を付けたことなどありますか?
2年目ではスキマ時間を徹底的に使う事にこだわりました。
そのときに活用したのが秒トレです。
スキマ時間をしっかり活用するためには、具体的なシチュエーションで勉強をすると決めることが大切です。
私の場合、電車の待ち時間やレジの待ち時間は必ず秒トレをやると決めて、しっかりスキマ時間を活用しました。
最初はきついかもしれませんが、そのうち習慣化し、自然とスキマ時間を活用できるようになります。
もうひとつは、日々の演習での間違いを持ち越さないことです。
2年目になると、全科目ある程度仕上がっているので、曖昧な部分に気を遣う余裕が生まれます。
国民年金や厚生年金で間違った場合は、テキストに戻り、制度をしっかり把握しなおすことを心がけました。
また、過去問ランドであれば間違った問題だけを抜き出してやる。そのあとにテキストに戻り何故間違ったのかを説明できるようにします。
マルバツ問題にしても、何故マルなのか、何故バツなのかを説明できるようにしました。
あと、秒トレの「おさらい」は全文を音読するようにしました。これは特に全受験生にやって欲しいと思います。
音読は私も推奨の立場です。体が覚えますよね!
ふみさんの試験勉強中のリラックス方法は何ですか?
歯を磨くことです。すっきりするし、眠気覚ましにもなります。
あとは散歩することですね。「場所法」で目次や単語を暗記していたので、リラックスしつつ勉強にも活かしていました。
場所法というは、情報と場所を結びつける記憶術です。私の場合、よく行くスーパーで「洗剤と就職促進給付」を結び付けたり、「タオルと教育訓練給付」を結び付けたりしてました。
ややこしく感じるかもしれませんが、一度リンクさせると見れば思い出すので、散歩するだけで勉強になるようになります。
場所法は暗記能力大会の選手も愛用する手法ですよね。社労士試験は暗記しなければならない量が多いので、参考になる受験生も多いかもしれません。
ふみさんの今後の目標を教えて頂けますか?
本業の労務コンサルで社労士資格を活かしつつ、副業で障害年金をやっていきたいと思っています。
私はもともと難聴で聴覚に障害をもっていました。ですので、障害年金に縁があったのと、偶然、自分の周りに手帳を持っていても障害年金をもらっていない人がいて、代行手続きをする機会を頂いたことがきっかけです。
やってみると天職に感じました。
自分は障害をもっていたり、身体もちょっと弱いところもありましたが、逆にその分お客さまに深い共感をもって寄り添うことができます。
自分が感じてきた痛みは、日々の小さな挑戦であり、今の自分の強みに繋がったのだと前向きに捉えています。
私のように何か体に不便がある人でも、工夫次第では受験を乗り越えられるし、仕事も出来ると思って欲しいです。
実は多くの人々が当たり前のように享受している「健康」は、実は非常に貴重なものなんです。
私たちが日常の中で忘れがちなその価値を、もう一度意識的に感じ取ってみることも大切だと思います。
最後に受験生にメッセージをお願いできますでしょうか。
社労士試験は勉強をいかに日常生活に落とし込むかが大事だと思います。
私は歯を磨くように、毎日秒トレをしていました。 緑化すると気持ちが良いし、やればやるほど、知識が固まります。 目に見えて正答率が上がっていくんです。本当に。 それが自信に繋がり、合格に繋がったと思います。
秒トレの良い所は、苦手な箇所が視覚的に確認できる事です。 間違った問題はブックマークに入れておけるし、何度も間違うところはテキストに戻るキッカケになる。テキストから周辺知識も拾える。 私は「今日は何も勉強したくない!」という日も、布団の中で秒トレをしていました。 勉強に対するハードルが下がるというか、罪悪感がなくなるというか、とにかく私の味方になってくれるアプリでした。
社労士の試験というのは「触れたことがある」ということが、大きなアドバンテージになります。 特に選択式では「あ、なんか見たことある…」それだけで選べる選択肢があります。
一朝一夕では身につかないけど、毎日ちょっとずつ積み重ねることは出来ます。 「スキマ時間に秒トレ」ぜひ、始めてみてください!!
ふみさん、本日はありがとうございました!
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