社会保険労務士vol.2~ミナさん~
ミナさんのプロフィール
0 – 1才の子供の育児をしながら令和5年度試験に一発合格。異次元の勉強量と集中力を維持し続けた勉強管理法・モチベ維持法に注目!過去に20kgものダイエットに成功した実績アリ。
ミナ🐨1y☺︎R5社労士合格🤍(@741w41)さん / X (twitter.com)
本日はよろしくお願いいたします。まずは使用した教材を教えて頂けますか?
LECの通学コースを使用しました。大原さんとかTACさんとか色々迷ったのですが、フォロワーさんからLECで一発合格した人の話を伺い、LECを選びました。
あと、LECの澤井先生のキャラクターが割と好きで(笑)
あと澤井先生の語呂合わせとか、めちゃ覚えづらそうなのに何故か頭に残っていたりして(笑)
講師との相性も長い勉強期間においては重要ですよね。
通学コースにしたのは何か理由があるのですか?
最初は勉強の習慣を作るために通学を選ぶことにしました。勉強計画を作ることにそんなに自信がなかったので・・・。
ですが、講義だと、聴いているだけで勉強した気になってしまう自分がいました。そんな矢先に模試があり、その時の点数がみんなの点数と乖離してて、これはマズイなと反省しました。
そこから通学を見直し、自分でテキストを読んで情報を能動的に拾っていくような勉強方法に軌道修正しました。
次に、合格するまでの総勉強時間と日々の勉強ルーチンをお聞きしていきたいと思います。
2022年の10月から勉強を開始し、試験日まで約1,500時間勉強しました。
平日は一日4~5時間、休日は8時間勉強しました。
育休中なので、急な対応で勉強時間を確保できない時もありましたが、その時は別日に勉強時間をあてたりして、1週間40時間は絶対に切らないようにしていました。
ちなみに基本的に勉強はテキストと過去問をとにかくこなし、加えて6月以降の後半期はLECの直前講座やテキストの欄外注意書きの読み込み、労働判例100の読み込みを行いました。
育児をしながらその勉強時間を確保できるのは、想像以上に大変な事だと思います。具体的に、どのように育児をしながら勉強時間を確保していたのですか?
まずは家事をできる限り削りました。乾燥機付き洗濯機を使ったり、惣菜を駆使したり、子どものご飯は10日に一回作り置きしてフリージングしたり、とにかく時短に徹底して勉強時間を捻出しました。
先ほど申し上げた週40時間のノルマを切りそうになったら睡眠時間を削ることもありました。
ただ、睡眠時間を削ると、子どもの夜泣きとかもあって体がもたないので、可能な限り睡眠時間は削らないように工夫しました。
さらに勉強効率を上げるためにどのような工夫をなさったんですか?
机の前で勉強できない時間帯、特にスキマ時間をしっかり活用しました。
具体的には、子どもの寝貸し付けの時間や電車に乗る時間、子どもを抱っこしている時間には秒トレをぶんまわしていました(笑)
子どもを遊ばせるために外に出かけるときも、ベビーカーで寝てくれた時はすかさずカフェに入って勉強できるよう、いつでもテキストと勉強タイマーは持ち歩いていました。
あと、スマホの待ち受け画面も統計資料に設定していました。
徹底していますね・・・。逆に不思議なのが何故そこまで頑張れたのでしょうか?
そもそもの受験動機は何だったのですか?
受験動機は今の業務でのキャリアアップのためです。
現在、保険関係の会社で働いています。ですので、これまでも簿記やFP等の資格を取得していたので、次は社労士の資格に挑戦しようと思いました。
受験動機としては普通といえば普通ですよね・・・。やはりこの勉強量と集中力をどう維持できたのか・・・。
もともと勉強は得意なほうだったのでしょうか?
ぜんぜんです!
お恥ずかしい話、私、実は簿記3級を3度も不合格になっているんです・・・。
むしろ勉強に対してコンプレックスがありました。
思い返せば、私は大学受験で失敗し、第一志望に行けなかった過去があります。
滑り止めの大学に進学した引け目もありましたが、現在は職場環境にも恵まれ、幸せに過ごせています。
その一方で、勉強に対するコンプレックスを克服したいという強い思いが残っていました。
そんな中、ちょうど職場の上司が育休中に社労士を取得し、職場で喝采を浴びている姿を目にしました。
自分も育休を取る時期を迎え「これを機に、今度こそ自分に自信がもてる「証」を手に入れよう」そう決意するに至りました。
ミナさんの社労士受験に至る原体験が見えてきましたね。
劣等感をうまくバネにできたわけですね。
はい。あと、育休中に合格できなければ「次年度受験はない」というプレッシャーも助けになったと思います。
育児に勉強時間を確保するということは、裏を返せば家族との時間を失うことにもなります。旦那には食事の準備などの家事をだいぶ任せていたし、休日に8~10時間勉強すると家族3人で出掛けたり遊んだりする時間がほとんどない状態になってしまいます。
この状態を何年も継続できないし、ましてや育休期間には限りがあります。
ですので、「絶対に一発合格!来年は受けない!今年で最後!」という背水の陣で望まざるを得ない状況となり、結果、それが勉強時間を維持する支えになっていたんだと思います。
1年弱という短い期間だからこそ、すべてを賭けて勉強できたわけですね。
その覚悟に旦那さんが付き合ってくださったことも重要ですよね。
なかなかご家族の理解が得られないケースも多いと思います。
お二人の間でどのような相談や約束があったのですか?
当然、旦那がいない時は育児を最優先にするという約束はしました。
勉強があるからと育児を疎かには絶対にしないというのは絶対条件です。
その代わり、旦那がいるときは極力勉強時間が確保できるよう旦那が家事を多く分担してくれました。
旦那さんが社労士受験にそこまで寛大な理解を示されたのは何故なのでしょう?
中々そこまでのサポートを得られるのは難しい気がします。
実は旦那も、先ほどの社労士試験に合格した上司のことを知っていたんです。
ですので、社労士試験の大変さや、重要さ、また、それを取得した場合にどんな喝采や評価を得られるのかを理解していました。
だからこそ、「家族で社労士を受験する」という家族全体の共同作業になれていたのが大きかったと思います。
凄く示唆に富むお話ですよね。
資格試験というとどうしても個人プレーというイメージが強いですが、ミナさんの場合、上手くチームプレーという形に持って行けたわけですね。
はい。試験の難易度だけじゃなく、試験の魅力とか達成感を家族内で共有できると、協力が得られやすい気がします。
私の場合、旦那が私の上司を知っていた事が大きかったですが、そういう共通の知人がいない場合でも、社労士を持っているインフルエンサーさんとか家族間でイメージを共有できる目標を見つけてみても良いかもしれません。
なりたい自分像を具体化し、家族にプレゼンすることは大切ですね。
最後に受験生にメッセージを頂けますでしょうか?
子どもが生まれるまではリスキリングについては甘く考えていました。
正直、こんなに苦しい思いをするとは思っていませんでした。
私の息子は抱っこしないと寝てくれないし、毎晩2回は夜泣きをするので、昼間は眠い中の勉強でした。ある程度動けるようになると、いよいよ目も離せなくなるし、体力もどんどん奪われました。
でも、それを乗り越えて合格できたときは、今までの苦労が全て報われ、本当に嬉しかったです。
長い間の勉強に対するコンプレックスが晴れ渡り、一緒に戦ってくれた旦那と息子への感謝で溢れました。旦那と二人で泣いて喜ぶことができた事もかけがえのない経験でした。今後は、この資格を活かし、社内で新しい仕事に挑戦したり、あるいは副業に挑戦しようと思っています。
ホントは社労士試験が終わったら少し休もうと思っていたのですが(笑)
社労士試験はホントに難しく大変な資格です。でもそれを取れた時の喜びは計り知れません!取った後には次にやりたいことがどんどん出てきます!是非諦めずに挑戦してほしいと思います!皆さまの成功を心より応援しています!
ミナさん、本日はありがとうございました!
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