社労士 独学合格体験記@秒トレ管理人

今回の記事は、資格対策アプリ「秒トレ」シリーズ監修・運営管理人の社労士試験合格体験記です。

以前、宅建の合格体験記で記載した通り、管理人は原則として独学で勉強します。

しかしながら、繰り返しにはなりますが勉強の仕方は人それぞれです。
独学が合う方、通学が合う方、通信教材が合う方、様々です。

今回の合格体験記も、数ある選択肢の中の一つであり、数ある合格例の中の一つくらいの感覚でお読み頂ければと思います。

それではいってみましょう!

勉強期間は?

2度目の受験で合格し、合計約2,500~3,000時間は勉強しました。

1度目の受験は失敗しているのですが、今でも私の人生の十字架となる悔しい経験でした。

私の唯一の長所は勉強でした。ちなみに運動神経はゼロ。走るのは遅く、特にボールを使う競技となると絶望的です。そんな中、唯一誇れるのが勉強です。

誤解を恐れず申しますと、私は某国立大学を成績優秀者として卒業し、奨学金の返還を一部免除となった経験があります。

社労士以外の資格についても、宅建電験3種TOEIC865簿記など、様々な資格を取得しており、試験に落ちたという経験は後にも先にも社労士試験が初めてでした。

申し上げたい事は、社労士試験は、たとえ勉強が得意な人でも風向き一つで不合格になり得る、恐ろしい資格試験だという事です。

時代は社労士を必要としている

そもそもの取得のきっかけは業務の必然性です。

詳細は割愛するのですが、秒トレプロジェクトを始動する以前から、私は中小企業に特化した人事サポートの会社を経営しておりました。中小企業の採用活動をサポートする仕事が中心で、当然、その中で採用時の助成金の申請であるとか、社保の資格取得手続き等のサポートもお願いされるケースが増えてきました。

ですので、これらの仕事をお受けするために社労士の資格が必要となったことが始まりです。

是非ご記憶頂きたいのは、多くの中小企業にはそもそも「人事」というものが存在しないケースがほとんどです。総務の方が片手間でハローワークに求人票を出し、たまに来る求職者を社長の勘で採用するという形が一般的です。

「誰を採用すべきなのか」ではなく「誰を採用してはいけないのか」、「何を聴くのか」ではなく「何を伝えなくてはいけないのか」、人事活動に係る考え方、発想を転換するだけで中小企業の採用活動は大きく変わります
御用聞きではなく、提案型の社労士として、人手不足で悩むたくさんの中小企業をサポートできる人材は圧倒的に不足しております

勉強方法

基本的には「独学」です。

私はこれまで(大学受験も含め)すべての資格取得に独学で挑んできました。

原則、テキストと過去問、必要に応じて模試のみ予備校に頼りますが、学習そのものに対し、塾や予備校を活用することはありません。

理由としては、ほとんどの試験において、テキスト(教科書)の内容を限りなく100%理解し、かつ過去問(約10年分)も同様に100%解けるようにすれば、たいていの試験は合格できるからです。

ですので、勉強法はいたってシンプル。テキストの周回と過去問の周回をひたすら交互に繰り返します

以下、私が活用したテキストを紹介します。

勉強ルーチンとしては、「平日も休日も4時間」で設定していました。

曲がりなりにも会社経営をしているので、休日は多くても週1日(日曜のみ)。早朝や深夜の予定がゲリラで入ることは想定内です。

ですので、進捗にストレスを感じてしまわないよう、常に勉強時間のみを進捗管理していました。

急な予定で月曜日に2時間しか勉強時間を取れなければ、日曜日の勉強時間を2時間増やす、といった形です。

1週間単位で勉強計画を立てる受験生は多いと思いますが、クッションとなる日を設けることをおススメします

クッションとなる日がないと、急な予定変更で、計画がどんどんずれてしまいます。
計画のズレは心にとても大きな負担がかかり、勉強の継続に影を落とします。

勉強は継続できるかどうかがカギです。どうしたらストレスを最小化し、継続を保てるかを考えましょう。

2年目~1年目の失敗を乗り越えて~

結果として、私は1度目の試験に落ちました

択一式はギリギリ合格点を取れていたのですが、選択式で基準点を3科目も落としてしまいました

悔しい気持ちもありましたが、課題が明確となったので、ある意味すがすがしい気持ちで次年度の勉強を始めることができました

1年目の受験で明確になったこと。それは「社労士試験はテキストを極めるだけでは合格できない」という事です。

特に「労働一般常識」にその傾向が顕著ですし、他の科目でも、テキストに掲載されていない条文から穴埋め問題が出題されます

最近だと判例からの出題も増えていますよね。

これを突破するため、2年目に行ったことは選択式問題のオリジナル問題集の作成です。

方法はいたってシンプル。条文(施行規則や施行令)、統計資料、白書を読み込み、キーワードや統計数値を抜き出してはノートにまとめていきました。

ノートの表面に数字・キーワードを抜いた状態でまとめ、裏面に数値・キーワードをまとめる事でオリジナル問題集の完成です。

その他の勉強法は1年目と同様にテキストと過去問のヘビーローテーションです。

ちなみに後日談とはなりますが、この選択式対策のためのオリジナル問題集が「秒トレ」プロジェクトの着想となったことは言うまでもありません。

また、労働契約法等、一部法律は何度も音読し、暗唱できるレベルまで高めました。

それに着想を得たコンテンツが秒トレTV(YouTubeチャンネル)です。

直近では令和4年度試験の「労働一般常識」で判例が出題されたりと、判例の勉強も大事になってきています
判例はテキストや統計資料では中々勉強し難い分野です。
管理人なりに勉強法をまとめてみた記事もございますので、別途下記も参考にして頂ければとも思います。

最後に

テキストと過去問の鬼周回と、選択式対策のためのオリジナル問題集の組み合わせにより、「運よく」2度目の受験により合格することができました。

ちなみに「運よく」と申し上げたのは、実は選択式科目で基準点割れがあり、合格発表日までは救済待ちの状態でした。

最後の最後まで選択式に苦しめられた試験でした。

話は変わりますが、私は月に10万円の奨学金を借りて大学に通いました。

大学院卒なので、卒業時には約700万円の借金がある状態で社会人となりました。(運よく一部は免除となりましたが)

決して裕福な家庭に生まれ育ったわけでは無いので、塾や予備校に通わず独学を基本とする癖が付いたのは必然でした。

「秒トレ」プロジェクトとは、勉強による成長と挑戦を支えるものとして生まれました。

テキスト過去問選択式対策(秒トレ)を組み合わせることで、リーズナブルに「独学」でも難関資格に挑戦することができます

難関資格への挑戦を、民主化する

これからも秒トレチーム一丸となって開発を進めて参りますので、ご愛顧の程、宜しくお願い致します。

その他、秒トレユーザー様の合格体験記記事もぜひご参考下さい。

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